死亡保険加入のポイント

死亡保険は、亡くなった場合又は高度障害状態になった場合に、保険金が支払われるものです。

死亡保険に加入する際のポイントは次の３点です。

1.何のため、誰のために〔加入目的〕

多くの方は、死亡保険は備えとして必要ということはなんとなくはわかっているので、死亡保険の加入率は高いのですが、加入目的をしっかりと明確にした上で加入している人は極めて少ないのではないでしょうか。

死亡保険というのは目的もなくとりあえず加入するものではありません。

何のために、誰のためにといった加入目的を明確にする必要があります。

2.どれくらいの保障を〔必要保障額〕

死亡保険の加入目的が明確になったら、次に考えなくてはいけない点は、いくら保障が必要なのかといった必要保障額の算出です。

この必要保障額を正確に算出しないまま、このくらいでいいだろうといった自己判断で死亡保険に加入している人が非常に多いです。

3.いつまで〔加入期間〕

加入目的と必要保障額が明確になったら、つぎはいつまで備えるのかといった加入期間を明確にする必要があります。

保険料が安いから、少しでも安く加入するのではなく、一生涯なのか、一定期間なのか、といった自分自身のニーズをきちんと把握し、加入期間を決めるといいでしょう。

死亡保険に加入する際、必要保障額を算出しないまま死亡保険に加入してしまうと、万が一のとき受け取った保険金では残された家族が生活できない事態がおこってしまいます。

ですから、保険営業員に勧められるまま加入したり、ネットで検索して少しでも安い商品に加入したり、共済のようなパッケージ化された保障内容に安易に加入するのはとても危険です。

共済の掛け金は割安なのですが、必要保障額は一人一人違うため、共済のようなパッケージ化されている商品では必要保障額にぴったりマッチするとは言えないでしょう。

保険営業員に加入すると、加入後のアフターケアが万全な点は安心ですが、加入の際には自分の必要保障額をもとにプランニングされているのかを見極める必要があります。

ネットで検索して加入する場合は、内容も掛け金も自分で好きなようにチョイスできる点はいいのですが、加入後の様々な手続きも全て自分でしないといけないので注意が必要です。

死亡保険に加入する際のコツは、まず加入目的を明確にしたうえで、保険営業員に相談する、ネットで検索する、保険相談を受けるなどの手段で自分の必要保障額を算出し、加入期間を明確にしておくことです。

そして、どこの保険会社に加入するかを決めるためには、複数社の保険会社を比較検討することで、各商品の特徴が把握できます。

共済はパッケージ化されているので、どちらかというと共済をメインの保険にするというより、上乗せで加入するものです。

大切なのは、死亡保険に加入する際には、掛け金が安いから、付き合いの営業員だから、漠然となんとなくなどの動機で加入しないということです。