新しい保険商品が登場する理由
保険会社は、各社毎年様々な新商品を発売します。
保険は一度加入すると長い期間にわたってかけていくものなのになぜ新商品が発売されるのでしょうか?
死亡保険でいえば、戦後は大家族の時代ですから家族に万が一のことがあってもみんなで助け合うことができたので死亡保険の必要性は低く、保障はお守り程度で、満期金を受け取れる養老保険が主流でした。
しかし、戦後の高度成長期以降は、核家族がおおくなってきたため、世帯主に万が一のことがあった場合の大型保障のニーズが高まってきました。
また、寿命がどんどん伸びていったことから終身保険のニーズが高まったため、定期保険と終身保険のセット商品が主流となりました。
現在は、死亡保険の必要性は各家庭違うこと、死亡保険の保障額は万が一の時の国の社会保障制度では補えない保障額を備えるという考え方に変化してきているので、必要保障額に応じて保障が下がっていく保険商品が登場しています。
終身保険でいえば、加入目的の変化に応じて各社様々なしくみの終身保険を発売しています。
このように、保険商品の変化は、国の社会保障制度と時代背景に密接に関わっているのです。
ですから保険というのは定期的に加入内容を把握し、国の社会保障制度や時代背景に見合った内容となっているかを確認することが大切です。
新しい保険商品のメリット&デメリット
新しい保険商品のメリットは、保険商品の保障内容が国の社会保障制度と時代背景にリンクした商品内容となっているところでしょう。
また、新しい保険商品には、掛け金が割安だったり、払い込み期間の設定ができたりといった合理的な商品内容になっていたりします。
一方で、新しい保険商品のデメリットは、保障内容が複雑でわかりにくかったり、何十社もの保険会社あり、各社様々な保険商品を販売しているので、どこの保険会社のどの保険商品が自分にピッタリなのかを判断することが極めて難しくなっています。
新しい保険商品の選び方
新しい保険商品の検討したり、選んだりする際におすすめの手段としては、複数の保険会社を比較することです。
全ての保険会社の保険商品を取り寄せるのは難しいと思いますが、最低でも3社くらいの保険会社の資料を取り寄せて各社の保障内容や保険料を比較するといいでしょう。
今は、保険の疑問点を相談できるところが豊富にあるので、保険の無料相談などを利用し、専門のFPの方に相談し、一緒に比較検討することをおすすめします。
保険の無料相談を利用すれば、専門家が複数の保険商品から公平な視点でおすすめの商品を紹介してくれるので、自分にとって最適な保険が見つかりやすいメリットがあります。