結婚・出産の時（30代）

30代というのは、結婚や出産といった人生の節目を迎えるタイミングが一番多い年代ではないでしょうか。

結婚、出産というのは「家族ができる＝守る人ができる」ということで、独身時代とは違い自分に万が一のことが起こったら残された家族が経済的に困ってしまうことになります。

ですから、死亡保険に加入するということは、家族を守るということになります。

まず、結婚が決まった場合、共稼ぎなのか？どちらかが正社員からパートに変わるのか？専業主婦になるのか？によって死亡保険の必要性は異なります。

例えば、30代の共稼ぎの夫婦の場合だと子供が産まれるまでの期間は独身時代のときと結婚してからの保障額に変化はあまりないといえるでしょう。

どちらかが正社員をやめてパートに変わる場合や結婚を機にどちらかが専業主婦になる場合は、世帯主に万が一のことが起こったら残された配偶者は経済的に困ることになるので、死亡保険で備える必要があるでしょう。

次に、出産の場合は、産まれた我が子が社会人になるまでの最低20年間は、夫婦どちらかに万が一のことが起こった時に残された家族が困らないように死亡保険で備えるということは、親としての責任といえるでしょう。

結婚、出産（30代）をしたときの死亡保険加入の考え方ですが、まず、結婚したときには、夫婦それぞれの葬儀代などの費用とローンなどの支出の備えをメインに死亡保険を検討する必要があります。

配偶者がパートや専業主婦の場合には生活費のカバーも含めて死亡保険を検討する必要がでてきます。

出産後は、産まれた子供が成人し、独立するまでの親の責任として最低でも子供が成人するまでの20年間の生活費、教育資金をカバーする必要があります。

世帯主に万が一のことが起こったら配偶者と子供に対して遺族年金が支給されますので、遺族年金では不足する金額を死亡保険でカバーするという考え方です。

遺族年金の支給額は世帯によって異なりますし、夫婦が共稼ぎなのか、配偶者がパートや専業主婦なのかによっても不足額は異なります。

各家庭の現状、遺族年金の支給額を差し引いていくら不足するのか？を確認した上で夫婦それぞれの死亡保険を見直す必要があります。

結婚、出産（30代）時夫婦が共稼ぎの場合

夫（妻）がパートや専業主婦の場合

結婚、出産（30代）に適した死亡保険は、一生涯備える部分と、一定期間備える必要がある部分を整理して加入することが大切です。

人は、生きている限り自分が万が一のことが起こった場合の葬儀代などの費用の備えは一生涯必要です。

ですから、葬儀代などの費用、場合によっては残された配偶者の生活費を一生涯カバーできる終身タイプの死亡保険に加入し、子供が成人するまでの備えなど一定期間の備えに関しては保障が一定期間で終了するタイプの死亡保険に加入すると良いでしょう。

一定期間の死亡保険には、加入期間中の保障額が同額の定期タイプと保障額が毎年一定金額ずつ少なくなっていく収入保障型のタイプがあります。

収入保障型タイプは保障が毎年少なくなっていくタイプなので定期タイプより保険料は割安となります。

例えば30代の夫婦に子供が産まれ、子供が成人するまでの20年間死亡保険を検討するとしましょう。

一年経過すると、成人まであと19年、五年経過すると成人まであと15年…といったように、限られた期間を備えるということは、一年経過するごとに自分に必要な備えは少なくなっていくものなので、子供の成人までなどの限られた期間を備える場合は、保障額が毎年一定金額減っていく収入保障型タイプの死亡保険を加入されるといいでしょう。

一定期間、同じ保障額備えたい場合は、加入期間中の保障額が一定額のタイプの死亡保険に加入されるといいでしょう。